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専門科目(建設部門) 平成28年度 Ⅲ-4

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 基礎に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① テルツァギーの支持力公式における支持力係数は地盤のせん断抵抗角と粘着力の組合せから求まる。

② 構造物基礎地盤の圧密沈下とは,長期にわたって継続的に発生する沈下である。

③ 基礎の荷重と沈下の関係は非線形であるが,浅い基礎の即時沈下の概略値は地盤を弾性体とみなして計算することができる。

④ 杭基礎において,杭の支持力が主として先端支持力からなる場合を支持杭,主として周面摩擦力からなる場合を摩擦杭と呼ぶ。

⑤ 極限支持力を構造物の重要性や地盤条件に応じて選んだ安全率で割った値を許容支持力という。

 

解答

      ①

解説

① テルツァギーの支持力公式における支持力係数は地盤のせん断抵抗角と粘着力の組合せから求まる。
テルツァギーの支持力公式における支持力係数は,地盤のせん断抵抗角(土の内部摩擦角)のみによって求まります。

② 構造物基礎地盤の圧密沈下とは,長期にわたって継続的に発生する沈下である。
適切です。

③ 基礎の荷重と沈下の関係は非線形であるが,浅い基礎の即時沈下の概略値は地盤を弾性体とみなして計算することができる。
適切です。

④ 杭基礎において,杭の支持力が主として先端支持力からなる場合を支持杭,主として周面摩擦力からなる場合を摩擦杭と呼ぶ。
適切です。

⑤ 極限支持力を構造物の重要性や地盤条件に応じて選んだ安全率で割った値を許容支持力という。
適切です。