資格部

資格・検定の試験情報、対策方法、問題解説などをご紹介

専門科目(建設部門) 平成27年度 Ⅲ-17

◀︎ 前へ次へ ▶︎️

 河川の流出解析に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 流出モデルの目的は,河川計画や水工構造物の設計のための河川流量の予測,実時間での河川流量の予測,環境変化に伴う水循環の変化予測,水文観測が十分でない流域の水循環予測等である。

② 山腹斜面に達した雨水は,表面流,中間流,あるいはそれらを合わせたものと地下水流出の和として河道に流出する。

③ 河道網構造は流出の仕方に影響を及ぼし,一般的に羽状流域,放射状流域,平行流域,これらが組み合わさった複合流域に分類される。

④ 貯留関数法は,雨水流の移動を水理学的な連続式と運動式とでモデル化したもので,等価粗度法とも呼ばれる。

⑤ 合理式は,流域に入る降水量と流域下端からの河川流量とが等しくなる状態を仮定することで得られる。

 

解答

      ④

解説

① 流出モデルの目的は,河川計画や水工構造物の設計のための河川流量の予測,実時間での河川流量の予測,環境変化に伴う水循環の変化予測,水文観測が十分でない流域の水循環予測等である。
適切です。

② 山腹斜面に達した雨水は,表面流,中間流,あるいはそれらを合わせたものと地下水流出の和として河道に流出する。
適切です。

③ 河道網構造は流出の仕方に影響を及ぼし,一般的に羽状流域,放射状流域,平行流域,これらが組み合わさった複合流域に分類される。
適切です。

④ 貯留関数法は,雨水流の移動を水理学的な連続式と運動式とでモデル化したもので,等価粗度法とも呼ばれる。
XXX

⑤ 合理式は,流域に入る降水量と流域下端からの河川流量とが等しくなる状態を仮定することで得られる。
適切です。