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専門科目(建設部門) 平成27年度 Ⅲ-8

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 道路橋における鋼構造物及び鋼材に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 連結部の構造はなるべく単純にして,構成する材片の応力伝達が明確で,部材軸に対してなるべく偏心がないような構造が望ましい。

② 鋼材は自然環境中において不可逆的に腐食又はさび化していくため,表面被覆,表面改質など,適切な防せい・防食の処置を講じる必要がある。

③ 溶接継手では,溶接品質や溶接部の応力状態が疲労耐久性に大きく影響する。

④ 高力ボルト継手のうち支圧接合は,高力ボルトで母材及び連結板を締付け,それらの間の摩擦力によって応力を伝達させる継手である。

⑤ ボルト孔の中心から板の縁までの最小距離は,ボルトがその強度を発揮する前に縁端部が破断しないように決める必要がある。

 

解答

      ④

解説

① 連結部の構造はなるべく単純にして,構成する材片の応力伝達が明確で,部材軸に対してなるべく偏心がないような構造が望ましい。
適切です。

② 鋼材は自然環境中において不可逆的に腐食又はさび化していくため,表面被覆,表面改質など,適切な防せい・防食の処置を講じる必要がある。
適切です。

③ 溶接継手では,溶接品質や溶接部の応力状態が疲労耐久性に大きく影響する。
適切です。

④ 高力ボルト継手のうち支圧接合は,高力ボルトで母材及び連結板を締付け,それらの間の摩擦力によって応力を伝達させる継手である。
XXX

⑤ ボルト孔の中心から板の縁までの最小距離は,ボルトがその強度を発揮する前に縁端部が破断しないように決める必要がある。
適切です。