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専門科目(建設部門) 平成26年度 Ⅲ-20

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 海岸に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 離岸堤の水理機能は,入射波のエネルギーを減勢させる,波高の減衰効果により波形勾配を小さくして侵食型の波を堆積型の波に変える,沿岸漂砂量を減少させる,トンボロを発生させて前浜の前進を図る,などがある。

② 侵食制御工法としての義浜の目的は,海浜の持つ優れた消波効果,侵食された砂浜の回復による防災機能の向上や,海洋性レクリエーションの場の確保などがある。

③ 人エリーフは,従来よりある潜堤に比べて天端幅がかなり広く,天端水深が深いので波の反射や水位上昇が軽減されるとともに,リーフ上での波高減衰が期待される。

④ 海岸堤防は,越波やしぶきをある程度許容するため,表法はもちろん天端や裏法もコンクリートやアスファルトで被覆する。

⑤ 高潮時の水位上昇の主な原因の1つである吹き寄せ効果は,風速の二乗と湾の長さ及び水深に比例する傾向が認められる。

 

解答

      ⑤

解説

① 離岸堤の水理機能は,入射波のエネルギーを減勢させる,波高の減衰効果により波形勾配を小さくして侵食型の波を堆積型の波に変える,沿岸漂砂量を減少させる,トンボロを発生させて前浜の前進を図る,などがある。
適切です。

② 侵食制御工法としての義浜の目的は,海浜の持つ優れた消波効果,侵食された砂浜の回復による防災機能の向上や,海洋性レクリエーションの場の確保などがある。
適切です。

③ 人エリーフは,従来よりある潜堤に比べて天端幅がかなり広く,天端水深が深いので波の反射や水位上昇が軽減されるとともに,リーフ上での波高減衰が期待される。
適切です。

④ 海岸堤防は,越波やしぶきをある程度許容するため,表法はもちろん天端や裏法もコンクリートやアスファルトで被覆する。
適切です。

⑤ 高潮時の水位上昇の主な原因の1つである吹き寄せ効果は,風速の二乗と湾の長さ及び水深に比例する傾向が認められる。
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