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専門科目(建設部門) 平成26年度 Ⅲ-14

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 河川の流出解析に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 山腹斜面に達した雨水は,表面流,中間流,あるいはそれらを合わせたものと地下水流出の和として河道に流出する。

② 河道網構造は流出の仕方に影響を及ぼし,一般的に羽状流域,放射状流域,平行流域,これらが組み合わさった複合流域に分類される。

③ 流出モデルの目的は,河川計画や水工構造物の設計のための河川流量の予測,実時間での河川流量の予測,環境変化に伴う水循環の変化予測,水文観測が十分でない流域の水循環予測等である。

④ 洪水ピークに到達するまでに時間を要し,その間に降水量が大きく変化することが想定される大河川流域においては,合理式を適用することはできない。

⑤ 貯留関数法においては,計算開始時点からの降雨の累積値が飽和雨量以下の場合,流出率を1.0とする。

 

解答

      ⑤

解説

① 山腹斜面に達した雨水は,表面流,中間流,あるいはそれらを合わせたものと地下水流出の和として河道に流出する。
適切です。

② 河道網構造は流出の仕方に影響を及ぼし,一般的に羽状流域,放射状流域,平行流域,これらが組み合わさった複合流域に分類される。
適切です。

③ 流出モデルの目的は,河川計画や水工構造物の設計のための河川流量の予測,実時間での河川流量の予測,環境変化に伴う水循環の変化予測,水文観測が十分でない流域の水循環予測等である。
適切です。

④ 洪水ピークに到達するまでに時間を要し,その間に降水量が大きく変化することが想定される大河川流域においては,合理式を適用することはできない。
適切です。

⑤ 貯留関数法においては,計算開始時点からの降雨の累積値が飽和雨量以下の場合,流出率を1.0とする。
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