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専門科目(建設部門) 平成25年度 Ⅲ-25

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 水力発電設備に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 水路トンネルのルート選定において,水路トンネルが支川を横断するとき,長大な水路橋や高圧の逆サイホンが必要となる箇所は避ける。

② 水路トンネルのルート選定において,断層あるいは破砕帯は可能な限り避けるとともに,湧水に対し配慮する。

③ 水車が急停止した場合,圧力が非常に上昇するため,導水路(圧力式)にこの圧力が波及しないよう,サージタンクで吸収又は軽減する。

④ 揚水式発電所は,一般水力発電所に比べて河川流量に頼る部分が大であるため,地点選定が制限される。

⑤ 選択取水設備とは,表層取水と底層取水が可能な設備であり,ダムへの流入量,流入水の濁度,および貯水池内の濁度,水温の分布状況に応じて適切な運用を行って,ダムの下流河川への影響を少なくしようとするものである。

 

解答

      ④

解説

① 水路トンネルのルート選定において,水路トンネルが支川を横断するとき,長大な水路橋や高圧の逆サイホンが必要となる箇所は避ける。
適切です。

② 水路トンネルのルート選定において,断層あるいは破砕帯は可能な限り避けるとともに,湧水に対し配慮する。
適切です。

③ 水車が急停止した場合,圧力が非常に上昇するため,導水路(圧力式)にこの圧力が波及しないよう,サージタンクで吸収又は軽減する。
適切です。

④ 揚水式発電所は,一般水力発電所に比べて河川流量に頼る部分が大であるため,地点選定が制限される。
XXX

⑤ 選択取水設備とは,表層取水と底層取水が可能な設備であり,ダムへの流入量,流入水の濁度,および貯水池内の濁度,水温の分布状況に応じて適切な運用を行って,ダムの下流河川への影響を少なくしようとするものである。
適切です。