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専門科目(建設部門) 平成25年度 Ⅲ-15

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 河川の水理・水文解析に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。

① 降雨流出解析の一手法である合理式法は,流量の時間変化を算出することができる。

② 流域に降った降雨のうち,河川へ流出する降雨分を有効降雨といい,有効降雨の降雨全体に占める比率を流出率と呼ぶ。

③ 縦断勾配が緩やかな河川では,洪水時の水位流量曲線は,水面勾配等の影響を受けて,1価関数とならない場合がある。

④ マニングの平均流速公式によると,水路の平均流速は,水路の縦断勾配の1/2乗に比例する。

⑤ 対数分布則によると,河川水の流速は,河床近傍よりも水面近傍で大きくなる。

 

解答

      ①

解説

① 降雨流出解析の一手法である合理式法は,流量の時間変化を算出することができる。
XXX

② 流域に降った降雨のうち,河川へ流出する降雨分を有効降雨といい,有効降雨の降雨全体に占める比率を流出率と呼ぶ。
適切です。

③ 縦断勾配が緩やかな河川では,洪水時の水位流量曲線は,水面勾配等の影響を受けて,1価関数とならない場合がある。
適切です。

④ マニングの平均流速公式によると,水路の平均流速は,水路の縦断勾配の1/2乗に比例する。
適切です。

⑤ 対数分布則によると,河川水の流速は,河床近傍よりも水面近傍で大きくなる。
適切です。