資格部

資格・検定の試験情報、対策方法、問題解説などをご紹介

弁理士 著作権法 R3-1

 

 著作権法に関し、次のうち、最も不適切なものは、どれか。

  1. 絵画や書などの美術の著作物の原作品が消滅した場合、著作権の存続期間が満了していなくても、当該美術の著作物の著作権は消滅する。
  2. 「東京タワーは333メートルである。」という文章は、著作物ではない。
  3. 建築物の設計図は、当該設計図に従って造営される建築物が著作物に該当しない場合でも、学術的な性質を有する図形として創作性を有していれば、著作物となる。
  4. あるプログラムが著作物として保護される場合であっても、その保護は当該プログラムを記述するための言語やルール、あるいは論理的手順(アルゴリズム)には及ばない。
  5. 複数のデータが収録されたデータベースが著作物として保護される場合であっても、当該データベースから1つのデータのみを複製することは、データベースの著作物の複製に該当しない。

解答・解説

解答

 1

解説

  1. 絵画や書などの美術の著作物の原作品が消滅した場合、著作権の存続期間が満了していなくても、当該美術の著作物の著作権は消滅する。
    ❌ 規定なし
    XXX[規定なし]

  2. 「東京タワーは333メートルである。」という文章は、著作物ではない。
    ⭕️ 著2条1項1号
    XXX[著2条1項1号]

  3. 建築物の設計図は、当該設計図に従って造営される建築物が著作物に該当しない場合でも、学術的な性質を有する図形として創作性を有していれば、著作物となる。
    ⭕️ 著10条1項6号
    XXX[著10条1項6号]

  4. あるプログラムが著作物として保護される場合であっても、その保護は当該プログラムを記述するための言語やルール、あるいは論理的手順(アルゴリズム)には及ばない。
    ⭕️ 著10条3項
    XXX[著10条3項]

  5. 複数のデータが収録されたデータベースが著作物として保護される場合であっても、当該データベースから1つのデータのみを複製することは、データベースの著作物の複製に該当しない。
    ⭕️ 著12条の2 1項
    XXX[著12条の2 1項]

前問 一覧 次問