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司法書士 民法 問26

 

 占有訴権に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記 1 から 5 までのうち,どれか。

  1. Aが占有する動産甲をBが盗み,その事情を知っているCがこれをBから買い受けた場合には,Aは,Cに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができる。
  2. Aがその占有する動産甲を公園で紛失し,Bがこれを拾得した場合には,Aは,Bに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができる。
  3. Aがその所有する動産甲をBに賃貸したが,Bが賃貸借契約終了後も動産甲を返還しなかったため,AがBに無断で動産甲の占有を取り戻した場合には,Bは,Aに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができる。
  4. Aが占有する動産甲をBが盗んだが,Aが適法に動産甲の占有を取り戻した場合には,Aは,Bに対し,占有回収の訴えにより,占有侵害により生じた損害の賠償を請求することができない。
  5. 法人Aの代表者BがAの業務として所持する動産甲をCが盗んだ場合には,Bが自己のためにも動産甲を所持していると認めるべき事情があるときであっても,Bは,個人としては,Cに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができない。
  1. アウ
  2. アエ
  3. イエ
  4. イオ
  5. ウオ

出典:令和3年度 午前の部 第9問

解答・解説

解答

 1

解説

  1. Aが占有する動産甲をBが盗み,その事情を知っているCがこれをBから買い受けた場合には,Aは,Cに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができる。 ⭕️
    準備中

  2. Aがその占有する動産甲を公園で紛失し,Bがこれを拾得した場合には,Aは,Bに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができる。 ❌
    準備中

  3. Aがその所有する動産甲をBに賃貸したが,Bが賃貸借契約終了後も動産甲を返還しなかったため,AがBに無断で動産甲の占有を取り戻した場合には,Bは,Aに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができる。 ⭕️
    準備中

  4. Aが占有する動産甲をBが盗んだが,Aが適法に動産甲の占有を取り戻した場合には,Aは,Bに対し,占有回収の訴えにより,占有侵害により生じた損害の賠償を請求することができない。 ❌
    準備中

  5. 法人Aの代表者BがAの業務として所持する動産甲をCが盗んだ場合には,Bが自己のためにも動産甲を所持していると認めるべき事情があるときであっても,Bは,個人としては,Cに対し,占有回収の訴えにより,動産甲の返還を請求することができない。 ❌
    準備中

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