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司法書士 民法 問7

 

 A,B及びCが各 3 分の 1 の持分の割合で甲土地を共有している場合の法律関係に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは,後記1 から 5 までのうち,どれか。

  1. 甲土地につき,無権利のDが自己名義への所有権の移転の登記をした場合には,Aは,単独で,Dに対し,その所有権の移転の登記の抹消登記手続を求めることができる。
  2. Cが自己の持分をEに譲渡したが,その旨の登記がされず,A及びBがEの持分の取得を争っている場合において,Eが甲土地につき共有物分割の訴えを提起したときは,裁判所は,共有者がA,B及びEであることを認定して共有物の分割を命ずることができる。
  3. Aが自己の持分を放棄した場合には,その持分は国庫に帰属する。
  4. Aが死亡し,F及びGが相続をした場合には,B及びCは,Aの遺産についての遺産分割がされる前であっても,F及びGに対して共有物分割の訴えを提起することができる。
  5. AがB及びCに無断で甲土地を占有している場合には,Bは,Aに対し,自己に甲土地を明け渡すように求めることができる。
  1. アウ
  2. アエ
  3. イエ
  4. イオ
  5. ウオ

出典:令和2年度 午前の部 第10問

解答・解説

解答

 2

解説

  1. 甲土地につき,無権利のDが自己名義への所有権の移転の登記をした場合には,Aは,単独で,Dに対し,その所有権の移転の登記の抹消登記手続を求めることができる。 ⭕️
    準備中

  2. Cが自己の持分をEに譲渡したが,その旨の登記がされず,A及びBがEの持分の取得を争っている場合において,Eが甲土地につき共有物分割の訴えを提起したときは,裁判所は,共有者がA,B及びEであることを認定して共有物の分割を命ずることができる。 ❌
    準備中

  3. Aが自己の持分を放棄した場合には,その持分は国庫に帰属する。 ❌
    準備中

  4. Aが死亡し,F及びGが相続をした場合には,B及びCは,Aの遺産についての遺産分割がされる前であっても,F及びGに対して共有物分割の訴えを提起することができる。 ⭕️
    準備中

  5. AがB及びCに無断で甲土地を占有している場合には,Bは,Aに対し,自己に甲土地を明け渡すように求めることができる。 ❌
    準備中

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