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知財検定3級 学科 著作権法⑥

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 著作物に関して,最も適切と考えられるものはどれか。

  1. 適法に販売された音楽CDの所有者は,有償であっても著作権者から無断で他人に譲渡することができる。
  2. 適法に販売された写真集の所有者は,有償であっても著作権者から無断で他人に貸与することができる。
  3. 適法に販売された映画のDVDの所有者は,有償であっても著作権者から無断で公衆への上映目的で頒布することができる。

解答・解説

解答

      ア

解説

  1. 適法に販売された音楽CDの所有者は,有償であっても著作権者から無断で他人に譲渡することができる。 ⭕️
    譲渡権は,適法に販売された時点で消尽しますので,無断で他人に譲渡しても問題ありません。
    [著作権法26条の2 2項1号]

  2. 適法に販売された写真集の所有者は,有償であっても著作権者から無断で他人に貸与することができる。 ❌
    貸与権は,適法に販売されても消尽しませんので,違法となります。
    [著作権法26条の3]

  3. 適法に販売された映画のDVDの所有者は,有償であっても著作権者から無断で公衆への上映目的で頒布することができる。 ❌
    頒布権は,適法に販売されても消尽しませんので,違法となります。
    [著作権法26条]