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知財検定3級 学科 特許法・実用新案法⑭

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 特許権に関するライセンス契約について,最も不適切なものはどれか。

  1. 共有に係る特許権では,特許権者は他の共有者の同意を得ずに,専用実施権を設定することができる。
  2. 通常実施権では,地域や期間を限定して許諾することができる。
  3. 特許権について専用実施権を設定した場合は,特許権者はその特許権の専用実施権を設定した範囲について,発明を実施できない。

解答・解説

解答

      ア

解説

  1. 共有に係る特許権では,特許権者は他の共有者の同意を得ずに,専用実施権を設定することができる。 ❌
    共有している特許権について,専用実施権を設定する場合は,他の共有者の同意が必要です。

  2. 通常実施権では,地域や期間を限定して許諾することができる。 ⭕️
    専用実施権や通常実施権は,内容や地域,期間を限定することができます。

  3. 特許権について専用実施権を設定した場合は,特許権者はその特許権の専用実施権を設定した範囲について,発明を実施できない。 ⭕️
    専用実施権を設定した場合は,特許権者でもその範囲について実施することはできなくなります。