資格部

資格・検定の試験情報、対策方法、問題解説などをご紹介

知財検定3級 学科 特許法・実用新案法⑤

◀︎ 前へ次へ ▶︎️

 特許権の行使について,最も不適切と考えられるものはどれか。

  1. 特許権を侵害した者には,刑事罰として罰金刑のみが科される。
  2. 特許権の効力は設定登録の日から発生するため,その設定登録日後であれば直ちに特許権を行使することができる。
  3. 特許権の行使の可否の判断のためには,その特許権に係る特許請求の範囲と,その特許権の行使対象である製品の技術とを比較する必要がある。

解答・解説

解答

      ア

解説

  1. 特許権を侵害した者には,刑事罰として罰金刑のみが科される。 ❌
    特許権を侵害する者に対しては,刑事罰として懲役若しくは罰金,又はこれらが併科されます。
    [特許法196条]

  2. 特許権の効力は設定登録の日から発生するため,その設定登録日後であれば直ちに特許権を行使することができる。 ⭕️
    正しいです。

  3. 特許権の行使の可否の判断のためには,その特許権に係る特許請求の範囲と,その特許権の行使対象である製品の技術とを比較する必要がある。 ⭕️
    正しいです。