システム開発における発注者と受注者であるベンダとの契約方法のうち,実費償還型契約はどれか。
- 委託業務の進行中に発生するリスクはベンダが負い,発注者は注文時に合意した価格を支払う。
- インフレ率や特定の製品の調達コストの変化に応じて,あらかじめ取り決められた契約金額を調整する。
- 契約時に,目標とするコスト,利益,利益配分率,上限額を合意し,目標とするコストと実際に発生したコストの差異に基づいて利益を配分する。
- ベンダの役務や技術に対する報酬に加え,委託業務の遂行に要した費用の全てをベンダに支払う。
解答
エ
解説
- 委託業務の進行中に発生するリスクはベンダが負い,発注者は注文時に合意した価格を支払う。
定額契約の説明です。 - インフレ率や特定の製品の調達コストの変化に応じて,あらかじめ取り決められた契約金額を調整する。
経済価格調整付き定額契約(FPEPA:Fixed Price with Economic Price Adjustment Contract)の説明です。 - 契約時に,目標とするコスト,利益,利益配分率,上限額を合意し,目標とするコストと実際に発生したコストの差異に基づいて利益を配分する。
コスト・プラス定額フィー契約(CPIF:Cost Plus Incentive Fee Contract)の説明です。 - ベンダの役務や技術に対する報酬に加え,委託業務の遂行に要した費用の全てをベンダに支払う。
正しいです。
実費償還型契約の説明です。
参考情報
分野・分類
分野 | ストラテジ系 |
大分類 | システム戦略 |
中分類 | システム企画 |
小分類 | 調達計画・実施 |
出題歴
- SA 令和5年度春期 問15
- ST 令和元年度秋期 問5
- SA 平成29年度秋期 問16
- SA 平成27年度秋期 問16