A 社は医療品の販売を行う従業員 100 名の企業である。営業部では,オンプレミスのデータベースに顧客情報を格納している。
営業部では,図 1 に示すバックアップポリシーを順守している。
- データベースは毎週日曜日にフルバックアップを,それ以外の日は毎日の増分バックアップを毎日,別のテープメディアに取得する。
- バックアップは 1 週間分保存する。
- データベースの目標復旧時点(RPO)は 24 時間とする。
- バックアップからの目標復旧時間(RTO)は 6 時間とする。
- バックアップを保存しているテープメディア(以下,バックアップテープという)は鍵付きのキャビネットに保管する。
- バックアップはシステムを停止せずに取得する。
図 1 営業部におけるバックアップポリシー
先日,金曜日に営業部では,アプリケーションの不具合によってデータベースの内部構造の破損(以下,論理破損という)が生じたので,データベースを復旧する必要が生じた。しかし,火曜日のバックアップテープが物理的に破損していたので,データベースをバックアップポリシーどおりには復旧できなかった。
そのため,営業部の情報セキュリティリーダーである B 課長は,論理破損が起き,かつ,バックアップテープが物理的に破損していたとしてもデータベースを復旧できるようにする再発防止策を検討し,効果の高いものを選んだ。
設問 B 課長が選んだ再発防止策はどれか。解答群のうち,最も適切なものを選べ。
解答群
- DBMS を IaaS 上に構築したサーバで稼働させ,データベースも IaaS 上に格納する。
- データベースのレプリケーションを行って,データベースのコピーを確保する。
- データベースを格納しているディスクを RAID5 構成にする。
- テープメディアに加え,NAS にもバックアップを 1 週間分保存する。
- 毎日 1 回システムを停止させ,フルバックアップを取得する。
解答
エ
解説
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