組込みシステムでDBMSを用いるときには,通信のオーバヘッド,通信負荷の発生を防ぐこと,必要なメモリ容量をリソース制限内に抑えることなどを目的としてインプロセスデータベースを用いることがある。このインプロセスデータベースの説明として,適切なものはどれか。
- クライアントサーバ形式のクライアントとなるアプリケーションプログラムとソケットを介して通信し,SQLを用いて処理を記述する。
- データベースエンジンはライブラリ形式で提供され,アプリケーションプログラムとリンクされて同一メモリ空間で動作する。
- データベースの全体をメモリ上に配置して,データベース処理を高速化する。
- 一つのテーブルを一つのファイルで管理し,アプリケーションプログラムからはファイル入出力のAPIで操作する。
解答
イ
解説
- クライアントサーバ形式のクライアントとなるアプリケーションプログラムとソケットを介して通信し,SQLを用いて処理を記述する。
データベースサーバの機能の説明です。 - データベースエンジンはライブラリ形式で提供され,アプリケーションプログラムとリンクされて同一メモリ空間で動作する。
正しいです。
インプロセスデータベースの説明です。 - データベースの全体をメモリ上に配置して,データベース処理を高速化する。
インメモリデータベースの説明です。 - 一つのテーブルを一つのファイルで管理し,アプリケーションプログラムからはファイル入出力のAPIで操作する。
API経由でのファイル操作です。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 開発技術 |
中分類 | システム開発技術 |
小分類 | 設計 |
出題歴
- SA 令和4年度春期 問4