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NW 令和5年度春期 問7

 

 IPネットワークのルーティングプロトコルの一つであるBGP-4の説明として,適切なものはどれか。ここで,自律システムとは,単一のルーティングポリシによって管理されるネットワークを示す。

  1. 経由するルータの台数に従って最短経路を動的に決定する。サブネットマスクの情報を通知できないなどの理由で,大規模なネットワークに適用しにくい。
  2. 自律システム間を接続するルーティングプロトコルとして規定され,経路が変化したときだけ,その差分を送信する。
  3. 自律システム内で使用され,距離ベクトルとリンクステートの両アルゴリズムを採用したルーティングプロトコルである。
  4. ネットワークをエリアと呼ぶ小さな単位に分割し,エリア間をバックボーンで結ぶ形態を採り,伝送路の帯域幅をパラメタとして組み込むことができる。

解答・解説

解答

 イ

解説

 BGP-4は、自律システム間で、経路情報に付加されたパス属性を使用し、ポリシに基づいて経路を選択するパスベクタ(経路ベクトル)方式のプロトコルです。

  1. 経由するルータの台数に従って最短経路を動的に決定する。サブネットマスクの情報を通知できないなどの理由で,大規模なネットワークに適用しにくい。
    RIPの説明です。

  2. 自律システム間を接続するルーティングプロトコルとして規定され,経路が変化したときだけ,その差分を送信する。
    適切です。
    BGP-4の説明です。

  3. 自律システム内で使用され,距離ベクトルとリンクステートの両アルゴリズムを採用したルーティングプロトコルである。
    ハイブリッドルーティングプロトコルの説明です。

  4. ネットワークをエリアと呼ぶ小さな単位に分割し,エリア間をバックボーンで結ぶ形態を採り,伝送路の帯域幅をパラメタとして組み込むことができる。
    OSPFの説明です。

参考情報

分野・分類
分野 テクノロジ系
大分類 技術要素
中分類 ネットワーク
小分類 通信プロトコル
出題歴
  • NW 令和5年度春期 問7
  • NW 平成25年度秋期 問6

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