OSPFに関する記述のうち,適切なものはどれか。
- 経路選択方式は,エリアの概念を取り入れたリンクステート方式である。
- 異なる管理ポリシーが適用された領域間の,エクステリアゲートウェイプロトコルである。
- ネットワークの状態に応じて動的にルートを変更することはできない。
- 隣接ノード間の負荷に基づくルーティングプロトコルであり,コストについては考慮されない。
解答
ア
解説
OSPF(Open Shortest Path First)は、ネットワークを、エリアと呼ぶ単位に分割し、エリア間をバックボーンで結ぶ形態を採り、回線速度などを考慮した最小コストルーティングのプロトコルです。
- 経路選択方式は,エリアの概念を取り入れたリンクステート方式である。
適切です。
OSPFに関する記述です。 - 異なる管理ポリシーが適用された領域間の,エクステリアゲートウェイプロトコルである。
ルーティングプロトコルはIGP(Interior Gateway Protocol)とEGP(Exterior Gateway Protocol)に分類できますが、OSPFはIGPです。 - ネットワークの状態に応じて動的にルートを変更することはできない。
OSPFは、動的ルーティングを設定できます。 - 隣接ノード間の負荷に基づくルーティングプロトコルであり,コストについては考慮されない。
OSPFは、コストを考慮して最適な経路を求めます。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | ネットワーク |
小分類 | データ通信と制御 |
出題歴
- NW 令和5年度春期 問3