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IP 法務⑦

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 刑法には,コンピュータや電磁的記録を対象としたIT関連の行為を規制する条項がある。次の不適切な行為のうち,不正指令電磁的記録に関する罪に抵触する可能性があるものはどれか。

  1. 会社がライセンス購入したソフトウェアパッケージを,無断で個人所有のPCにインストールした。
  2. キャンペーンに応募した人の個人情報を,応募者に無断で他の目的に利用した。
  3. 正当な理由なく,他人のコンピュータの誤動作を引き起こすウイルスを収集し,自宅のPCに保管した。
  4. 他人のコンピュータにネットワーク経由でアクセスするためのIDとパスワードを,本人に無断で第三者に教えた。

解答・解説

解答

 ウ

解説

  1. 会社がライセンス購入したソフトウェアパッケージを,無断で個人所有のPCにインストールした。
    著作権法に抵触する可能性があります。

  2. キャンペーンに応募した人の個人情報を,応募者に無断で他の目的に利用した。
    個人情報保護法に抵触する可能性があります。

  3. 正当な理由なく,他人のコンピュータの誤動作を引き起こすウイルスを収集し,自宅のPCに保管した。
    不正指令電磁的記録に関する罪(刑法)に抵触する可能性があります。

  4. 他人のコンピュータにネットワーク経由でアクセスするためのIDとパスワードを,本人に無断で第三者に教えた。
    不正アクセス禁止法に抵触する可能性があります。

参考情報

分野・分類
分野 ストラテジ系
大分類 企業と法務
中分類 法務
小分類 セキュリティ関連法規
出典

IP 平成31年度 春期 問24