事業活動における重要な技術情報について,営業秘密とするための要件を定めている法律はどれか。
- 著作権法
- 特定商取引法
- 不正アクセス禁止法
- 不正競争防止法
解答
エ
解説
- 著作権法
著作権法は,著作物並びに実演,レコード,放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め,これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ,著作者等の権利の保護を図り,もつて文化の発展に寄与することを目的としています。 - 特定商取引法
特定商取引法は,特定商取引を公正にし、及び購入者等が受けることのある損害の防止を図ることにより、購入者等の利益を保護し,あわせて商品等の流通及び役務の提供を適正かつ円滑にし,もつて国民経済の健全な発展に寄与することを目的としています。 - 不正アクセス禁止法
不正アクセス禁止法は,不正アクセス行為を禁止するとともに,これについての罰則及びその再発防止のための都道府県公安委員会による援助措置等を定めることにより,電気通信回線を通じて行われる電子計算機に係る犯罪の防止及びアクセス制御機能により実現される電気通信に関する秩序の維持を図り,もって高度情報通信社会の健全な発展に寄与することを目的としています。 - 不正競争防止法
正しいです。
不正競争防止法は,事業者間の公正な競争及びこれに関する国際約束の的確な実施を確保するため,不正競争の防止及び不正競争に係る損害賠償に関する措置等を講じ,もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的としています。
参考情報
分野・分類
分野 | ストラテジ系 |
大分類 | 企業と法務 |
中分類 | 法務 |
小分類 | 知的財産権 |
出典
IP 令和元年度 秋期 問20