A 社は従業員 200 名の通信販売業者である。一般消費者向けに生活雑貨,ギフト商品などの販売を手掛けている。取扱商品の一つである商品 Z は,Z 販売課が担当している。
〔Z 販売課の業務〕
現在,Z 販売課の要員は,商品 Z についての受注管理業務及び問合せ対応業務を行っている。商品 Z についての受注管理業務の手順を図 1 に示す。
商品 Z の顧客からの注文は電子メールで届く。
(1) 入力
販売担当者は,届いた注文(変更,キャンセルを含む)の内容を受注管理システム (以下,J システムという)に入力し,販売責任者 2)に承認を依頼する。
(2) 承認
販売責任者は,注文の内容と J システムへの入力結果を突き合わせて確認し,問題がなければ承認する。問題があれば差し戻す。
注 1) A 社情報システム部が運用している。利用者は,販売責任者,販売担当者などである。
注 2) Z 販売課の課長 1 名だけである。
図 1 受注管理業務の手順
〔J システムの操作権限〕
Z 販売課では,J システムについて,次の利用方針を定めている。
[方針 1] ある利用者が入力した情報は,別の利用者が承認する。
[方針 2] 販売責任者は,Z 販売課の全業務の情報を閲覧できる。
J システムでは,業務上必要な操作権限を利用者に与える機能が実装されている。
この度,商品 Z の受注管理業務が受注増によって増えていることから,B 社に一部を委託することにした(以下,商品 Z の受注管理業務の入力作業を行う B 社従業員を商品 Z の B 社販売担当者といい,商品 Z の B 社販売担当者の入力結果を閲覧して,不備があれば A 社に口頭で差戻しを依頼する B 社従業員を商品 Z の B 社販売責任者という)。
委託に当たって,Z 販売課は情報システム部に J システムに関する次の要求事項を伝えた。
[要求 1] B 社が入力した場合は,A 社が承認する。
[要求 2] A 社の販売担当者が入力した場合は,現状どおりに A 社の販売責任者が承認する。
上記を踏まえ,情報システム部は今後の各利用者に付与される操作権限を表 1 にまとめ,Z 販売課の情報セキュリティリーダーである C さんに確認をしてもらった。
付与される操作権限 | Jシステム | ||
利用者 | 閲覧 | 入力 | 承認 |
(省略) | 〇 | 〇 | |
Z 販売課の販売担当者 | (省略) | (省略) | (省略) |
a1 | 〇 | ||
a2 | 〇 | 〇 |
設問 表 1 中の a1 , a2 に入れる字句の適切な組合せを,a に関する解答群の中から選べ。
a に関する解答群
a1 | a2 | |
ア | Z 販売課の販売責任者 | 商品 Z の B 社販売責任者 |
イ | Z 販売課の販売責任者 | 商品 Z の B 社販売担当者 |
ウ | 商品ZのB社販売責任者 | Z 販売課の販売責任者 |
エ | 商品ZのB社販売責任者 | 商品 Z の B 社販売担当者 |
オ | 商品ZのB社販売担当者 | 商品 Z の B 社販売責任者 |
解答
エ
解説
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