次のプログラム中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。こ こで,配列の要素番号は 1 から始まる。
図 1 に示すグラフの頂点には,1 から順に整数で番号が付けられている。グラフは無向グラフであり,各頂点間には高々一つの辺がある。一つの辺は両端の頂点の番号を要素にもつ要素数 2 の整数型の配列で表現できる。例えば,{1,3} は頂点 1 と頂点 3 を端点とする辺を表す。グラフ全体は,グラフに含まれる辺を表す要素数 2 の配列を全て格納した配列(以下,辺の配列という)で表現できる。辺の配列の要素数はグラフの辺の個数と等しい。図 1 のグラフは整数型配列の配列{{1, 3}, {1, 4}, {3,4}, {2, 4}, {4, 5}}と表現できる。
図1 グラフの例
関数 edgesToMatrix は,辺の配列を隣接行列に変換する。隣接行列とは,グラフに含まれる頂点の個数と等しい行数及び列数の正方行列で,i 行 j 列の成分は頂点 i と頂点 j を結ぶ辺があるときに 1 となり,それ以外は 0 となる。行列の対角成分は全て 0 で,無向グラフの場合は対称行列になる。図 1 のグラフを表現する隣接行列を図 2 に示す。
図2 図 1 のグラフを表現する隣接行列
関数 edgesToMatrix は,引数 edgeList で辺の配列を,引数 nodeNum でグラフの頂点の個数をそれぞれ受け取り,隣接行列を表す整数型の二次元配列を返す。
〔プログラム〕
◯整数型の二次元配列: edgesToMatrix(整数型配列の配列: edgeList, 整数型: nodeNum)
整数型の二次元配列: adjMatrix ← {nodeNum行nodeNum列の 0}
整数型: i, u, v
for (i を 1 から edgeListの要素数 まで 1 ずつ増やす)
u ← edgeList[i][1]
v ← edgeList[i][2]
endfor
return adjMatrix
解答群
- adjMatrix[u, u] ← 1
- adjMatrix[u, u] ← 1
adjMatrix[v, v] ← 1 - adjMatrix[u, v] ← 1
- adjMatrix[u, v] ← 1
adjMatrix[v, u] ← 1 - adjMatrix[v, u] ← 1
- adjMatrix[v, v] ← 1
解答
エ
解説
ー