優先度に基づくプリエンプティブなスケジューリングを行うリアルタイムOSで,二つのタスクA,Bをスケジューリングする。Aの方がBよりも優先度が高い場合にリアルタイムOSが行う動作のうち,適切なものはどれか。
- Aの実行中にBに起動がかかると,Aを実行可能状態にしてBを実行する。
- Aの実行中にBに起動がかかると,Aを待ち状態にしてBを実行する。
- Bの実行中にAに起動がかかると,Bを実行可能状態にしてAを実行する。
- Bの実行中にAに起動がかかると,Bを待ち状態にしてAを実行する。
解答
ウ
解説
プリエンティブなスケジューリングとは、優先度などに基づき実行中のタスクを中断(その後再実行)するような仕組みを指します。
- Aの実行中にBに起動がかかると,Aを実行可能状態にしてBを実行する。
Aの方が優先度が高いため、不適切です。 - Aの実行中にBに起動がかかると,Aを待ち状態にしてBを実行する。
Aの方が優先度が高いため、不適切です。 - Bの実行中にAに起動がかかると,Bを実行可能状態にしてAを実行する。
適切です。 - Bの実行中にAに起動がかかると,Bを待ち状態にしてAを実行する。
待ち状態ではなく、実行可能状態にします。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | コンピュータシステム |
中分類 | ソフトウェア |
小分類 | オペレーティングシステム |
出題歴
- FE 令和元年度秋期 問18