図のようなネットワーク構成のシステムにおいて,同じメッセージ長のデータをホストコンピュータとの間で送受信した場合のターンアラウンドタイムは,端末Aでは100ミリ秒,端末Bでは820ミリ秒であった。上り,下りのメッセージ長は同じ長さで,ホストコンピュータでの処理時間は端末A,端末Bのどちらから利用しても同じとするとき,端末Aからホストコンピュータへの片道の伝送時間は何ミリ秒か。ここで,ターンアラウンドタイムは,端末がデータを回線に送信し始めてから応答データを受信し終わるまでの時間とし,伝送時間は回線速度だけに依存するものとする。
- 10
- 20
- 30
- 40
解答
エ
解説
端末Aからホストコンピュータへの片道の伝送時間をa、処理時間をbとすると、ターンアラウンドタイムが100ミリ秒であることから
a + b + a = 2a + b = 100 … ①
となります。
一方、端末Bの回線速度は端末Aの10分の1(10倍時間がかかる)、ターンアラウンドタイムが820ミリ秒であることから
10a + b + 10a = 20a + b = 820 … ②
となります。
①、②を解くと、
a = 40[ミリ秒]、b = 20[ミリ秒]
となるため、求める端末Aからホストコンピュータへの片道の伝送時間は、40[ミリ秒]とわかります。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | ネットワーク |
小分類 | ネットワーク方式 |
出題歴
- AP 令和2年度秋期 問32