資格部

資格・検定の試験情報、対策方法、問題解説などをご紹介

AP 令和2年度秋期 問4

   

 a,b,c,dの4文字から成るメッセージを符号化してビット列にする方法として表のア〜エの4通りを考えた。この表はa,b,c,dの各1文字を符号化するときのビット列を表している。メッセージ中でのa,b,c,dの出現頻度は,それぞれ50%,30%,10%,10%であることが分かっている。符号化されたビット列から元のメッセージが一意に復号可能であって,ビット列の長さが最も短くなるものはどれか。

  a b c d
0 1 00 11
0 01 10 11
0 10 110 111
00 01 10 11

解答・解説

解答

 ウ

解説

 ハフマン符号に関する問題です。

  1. a:0 b:1 c:00 d:11 
    “00”という符号が、“aa”なのか“c”なのか区別できず復号できません。
    (同様に“11”も、“bb”なのか“d”なのか区別できず復号できません。)

  2. a:0 b:01 c:10 d:11 
    “0110”という符号が、“ada”なのか“bc”なのか区別できず復号できません。

  3. a:0 b:10 c:110 d:111 
    復号可能です。なお、1文字あたりの平均ビット長さは
    1 × 0.5 + 2 × 0.3 + 3 × 0.1 + 3 × 0.1 = 1.7[ビット]
    になります。

  4. a:00 b:01 c:10 d:11 
    2ビット単位の符号のため復号は可能ですが、ウよりもビット列が長くなります。

参考情報

分野・分類
分野 テクノロジ系
大分類 基礎理論
中分類 基礎理論
小分類 情報に関する理論
出題歴
  • AP 令和2年度秋期 問4
  • AP 平成28年度春期 問4
  • AP 平成22年度秋期 問2

前問 一覧 次問