虹彩認証に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
- 経年変化による認証精度の低下を防止するために,利用者の虹彩情報を定期的に登録し直さなければならない。
- 赤外線カメラを用いると,照度を高くするほど,目に負担を掛けることなく認証精度を向上させることができる。
- 他人受入率を顔認証と比べて低くすることが可能である。
- 本人が装置に接触したあとに残された遺留物を採取し,それを加工することによって認証データを偽造し,本人になりすますことが可能である。
解答
ウ
解説
虹彩認証は、瞳孔の周囲にある虹彩のパターンを利用した認証方式であり、バイオメトリクス認証の一種です。
- 経年変化による認証精度の低下を防止するために,利用者の虹彩情報を定期的に登録し直さなければならない。
虹彩は、経年変化が小さいため再登録の必要性は低いです。 - 赤外線カメラを用いると,照度を高くするほど,目に負担を掛けることなく認証精度を向上させることができる。
顔認証に関する記述です。 - 他人受入率を顔認証と比べて低くすることが可能である。
正しいです。虹彩認証は顔認証と比べて厳格に個人を判別できるため、他人受入率を低く設定できます。 - 本人が装置に接触したあとに残された遺留物を採取し,それを加工することによって認証データを偽造し,本人になりすますことが可能である。
指紋認証等に関する記述です。虹彩認証は非接触であり遺留物を採取できるものではありません。
参考情報
分野・分類
分野 | テクノロジ系 |
大分類 | 技術要素 |
中分類 | セキュリティ |
小分類 | 情報セキュリティ対策 |
出題歴
- AP 令和元年度秋期 問45