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AP 平成29年度秋期 問24

 

 アクセシビリティ設計に関する規格であるJIS X 8341-1:2010(高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第1部:共通指針)を適用する目的のうち,適切なものはどれか。

  1. 全ての個人に対して,等しい水準のアクセシビリティを達成できるようにする。
  2. 多様な人々に対して,利用の状況を理解しながら,多くの個人のアクセシビリティ水準を改善できるようにする。
  3. 人間工学に関する規格が要求する水準よりも高いアクセシビリティを,多くの人々に提供できるようにする。
  4. 平均的能力をもった人々に対して,標準的なアクセシビリティが達成できるようにする。

解答・解説

解答

 イ

解説

 JIS X 8341-1:2010 では、規格の目的が次のとおり明記されています。

この規格の目的は,開発者を支援して,情報通信機器及びサービス(並びに,将来の新規性の高い又は革新的な機器及びサービス)を最も幅広い層の人々が,その能力,障害,制限及び文化にかかわらず,利用できるようにすることである。

 

  1. 全ての個人に対して,等しい水準のアクセシビリティを達成できるようにする。
    等しい水準を求めるものではありません。

  2. 多様な人々に対して,利用の状況を理解しながら,多くの個人のアクセシビリティ水準を改善できるようにする。
    適切です。

  3. 人間工学に関する規格が要求する水準よりも高いアクセシビリティを,多くの人々に提供できるようにする。
    平均的なレベルより高い水準を求めるものではありません。

  4. 平均的能力をもった人々に対して,標準的なアクセシビリティが達成できるようにする。
    むしろ平均的能力をもたない人々(障害がある等)を考慮したものです。

参考情報

分野・分類
分野 テクノロジ系
大分類 技術要素
中分類 ユーザーインタフェース
小分類 ユーザーインタフェース技術
出題歴
  • AP 平成29年度秋期 問24

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