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行政書士 民法 問23

 

 AとBは、令和 3 年 7 月 1 日にAが所有する絵画をBに 1000 万円で売却する売買契約を締結した。同契約では、目的物は契約当日引き渡すこと、代金はその半額を目的物と引き換えに現金で、残金は後日、銀行振込の方法で支払うこと等が約定され、Bは、契約当日、約定通りに 500 万円をAに支払った。この契約に関する次のア~オのうち、民法の規定および判例に照らし、妥当でないものの組合せはどれか。

  1. 残代金の支払期限が令和 3 年 10 月 1 日と定められていたところ、Bは正当な理由なく残代金 500 万円の支払いをしないまま 2 か月が徒過した。この場合、Aは、Bに対して、 2 か月分の遅延損害金について損害の証明をしなくとも請求することができる。
  2. 残代金の支払期限が令和 3 年 10 月 1 日と定められていたところ、Bは正当な理由なく残代金 500 万円の支払いをしないまま 2 か月が徒過した場合、Aは、Bに対して、遅延損害金のほか弁護士費用その他取立てに要した費用等を債務不履行による損害の賠償として請求することができる。
  3. 残代金の支払期限が令和 3 年 10 月 1 日と定められていたところ、Bは残代金500 万円の支払いをしないまま 2 か月が徒過した。Bは支払いの準備をしていたが、同年 9 月 30 日に発生した大規模災害の影響で振込システムに障害が発生して振込ができなくなった場合、Aは、Bに対して残代金 500 万円に加えて 2 か月分の遅延損害金を請求することができる。
  4. Aの母の葬儀費用にあてられるため、残代金の支払期限が「母の死亡日」と定められていたところ、令和 3 年 10 月 1 日にAの母が死亡した。BがAの母の死亡の事実を知らないまま 2 か月が徒過した場合、Aは、Bに対して、残代金 500 万円に加えて 2 か月分の遅延損害金を請求することができる。
  5. 残代金の支払期限について特段の定めがなかったところ、令和 3 年 10 月 1 日にAがBに対して残代金の支払いを請求した。Bが正当な理由なく残代金の支払いをしないまま 2 か月が徒過した場合、Aは、Bに対して、残代金 500 万円に加えて 2か月分の遅延損害金を請求することができる。
  1. ア・イ
  2. ア・オ
  3. イ・エ
  4. ウ・エ
  5. ウ・オ

出典:令和3年度 問題31

解答・解説

解答

 3

解説

  1. 残代金の支払期限が令和 3 年 10 月 1 日と定められていたところ、Bは正当な理由なく残代金 500 万円の支払いをしないまま 2 か月が徒過した。この場合、Aは、Bに対して、 2 か月分の遅延損害金について損害の証明をしなくとも請求することができる。 ⭕️
    準備中

  2. 残代金の支払期限が令和 3 年 10 月 1 日と定められていたところ、Bは正当な理由なく残代金 500 万円の支払いをしないまま 2 か月が徒過した場合、Aは、Bに対して、遅延損害金のほか弁護士費用その他取立てに要した費用等を債務不履行による損害の賠償として請求することができる。 ❌
    準備中

  3. 残代金の支払期限が令和 3 年 10 月 1 日と定められていたところ、Bは残代金500 万円の支払いをしないまま 2 か月が徒過した。Bは支払いの準備をしていたが、同年 9 月 30 日に発生した大規模災害の影響で振込システムに障害が発生して振込ができなくなった場合、Aは、Bに対して残代金 500 万円に加えて 2 か月分の遅延損害金を請求することができる。 ⭕️
    準備中

  4. Aの母の葬儀費用にあてられるため、残代金の支払期限が「母の死亡日」と定められていたところ、令和 3 年 10 月 1 日にAの母が死亡した。BがAの母の死亡の事実を知らないまま 2 か月が徒過した場合、Aは、Bに対して、残代金 500 万円に加えて 2 か月分の遅延損害金を請求することができる。 ❌
    準備中

  5. 残代金の支払期限について特段の定めがなかったところ、令和 3 年 10 月 1 日にAがBに対して残代金の支払いを請求した。Bが正当な理由なく残代金の支払いをしないまま 2 か月が徒過した場合、Aは、Bに対して、残代金 500 万円に加えて 2か月分の遅延損害金を請求することができる。 ⭕️
    準備中

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